妊娠するって?

卵胞の成長から排卵、受精、着床、そして妊娠の確定まで

これから不妊治療をはじめられる方が、気にされるのは「不妊検査ってどういうことするの?」とか「不妊治療って何するの?」「痛い?」「辛い?」「お金はどれくらいかかるの?」などが多いと思います。
でもその前に知っておいていただきたいのは、『これからからだがどう変化し、赤ちゃんを宿すのか、出産するのか』ということです。ここをきちんと踏まえて治療を受けないと、『妊娠するための治療』になり、必要であるのかないのかもわからない検査をしたり、必要以上に薬を使ったり、十分な力を持っているのにもかかわらず医療に過剰に頼ったりすることになります。
そのために、今一度『妊娠する』ということをおさらいしていきましょう。

1) 卵子が育つ過程

左右の卵巣の中には卵子の元となる原始卵胞があります。月経周期の始めに10〜20個前後の原始卵胞が、脳下垂体から分泌される主に卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用により成長を始めます。卵胞期の前半になると、そのうちの1つが主席卵胞となり、さらに発育をします。この他の卵胞は、発育を止めからだに吸収されます。

2) 卵胞が成熟し、排卵される過程

主席卵胞は、成熟するに従って卵巣の表面に向かって発育をします。十分に発育をすると黄体ホルモン(LH)の急上昇(サージ)が起こり、排卵されます。 排卵までの日数には個人差がありますが、妊娠が成立しない場合の排卵から月経までの期間は、約14日間でほぼ一定だといわれています。つまり月経周期は、排卵までの期間によって決まり、排卵までの期間が長ければ月経周期日数は長くなると言えます。

3) 排卵され、射精された精子が卵管膨大部へ向かって泳ぐ過程

排卵時の卵管采は、卵巣表面に覆いかぶさるように密着し卵子を取り込こみます。精子は、性交によって女性の膣内に射精され卵管膨大部へ向かって泳ぎだします。1回に射精される精子は、数億匹、秒速0.1mm、30分で約18cm進むといわれています。しかし、女性の膣内に射精された精子は、フローバック(流出)という形で淘汰され、また子宮頚管部へたどり着く間に膣内の酸により死滅し、ここでも淘汰されます。さらに卵管膨大部へ上がっていく際に左右に分かれ、排卵のない卵管へ上がっていったもの、途中で力尽きたもの、前進運動できないものなどが淘汰され、卵子にたどり着き、最初に卵子にある放線冠と透明帯を破り受精できるのは、勝利者である1匹の精子です。

4) 受精までの過程

いくつもの試練を乗り越えて卵管膨大部に到達するのは、約200匹くらいだともいわれています。卵子へ侵入するために精子は酵素を出し、卵子の放線冠と透明帯を溶かします。1匹の精子が卵子の透明帯を通過する性質が変化し、他の精子は侵入できなくなります。

5) 受精後、胚が分割、成長し、子宮へ移動する過程

受精が完了すると、第二極体が現れ、その後卵子由来の前核、精子由来の前核が形成され、やがて融合し、2つの前核の遺伝情報が1つになります。その後、分割を繰り返しながら細胞数を増やし、卵管の蠕動運動によって子宮へ向かいます。

6) 着床する過程

胚は、分割しながら4、8細胞期さらには桑実胚、胚盤胞となり子宮腔内へ移動します。子宮腔内まで移動した胚盤胞は子宮内膜と接着し、子宮内膜内に埋没、一体化し、着床、妊娠が成立します。

妊娠する過程

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